ファイル写真:2019年9月20日、米国ケンタッキー州ボウリンググリーンでの全米自動車労働組合(UAW)の全国ストライキ中、ゼネラルモーターズの組立作業員とその支持者がゼネラルモーターズボウリンググリーン工場の外でピケを張る。ロイター/ブライアン・ウールストン/ファイル写真

デトロイト(ロイター通信) - 米国の自動車労働組合によるゼネラル・モーターズ社に対するストライキ(GM.N)の終了まで3週間が近づき、交渉で残された主な争点は賃金と年金に絞られたと、交渉に詳しい関係者が土曜日に語った。

GMのストライキは9月16日に始まり、4万8000人のUAW組合員が、より高い賃金、より高い雇用保障、米国大手自動車メーカーの利益のより大きなシェア、そして医療手当の保護を求めた。双方は毎日会合を行っており、土曜日も協議は続いたが、双方の代表者は詳細についての協議を拒否した。

関係者は匿名を条件に、残された主要な問題の一つとして、新入社員が時給約31ドルの最高賃金を獲得するまでの時間を現行の8年間から短縮したいというUAWの意向が挙げられると語った。交渉が続いているからです。

もう1つの問題は、より高い年金支払いを求める組合の要望である。これは、2007年以前に雇用され年金でカバーされる組合員の制度を強化し、2007年以降に雇用された組合員の401(k)プランへのより高い拠出を意味する。関係者は語った。

UAWは金曜日遅く、医療や臨時労働者の地位などの問題に関する交渉で「良好な進展」があったと発表した。

この紛争は自動車メーカーとストライキ中のUAW労働者の双方に損害を与えており、労働組合のストライキ基金からの週250ドルの個人報酬は通常の給与のほんの一部であるため、より少ない問題に焦点を当てていることは、交渉が解決に近づいている可能性を示している。

アナリストらは、今回のストライキでGMに10億ドル以上の損害が生じたと推定しており、一方LMCオートモーティブは木曜、GMが10月2日までに11万8000台の車両生産を失ったと推定している。

ベン・クレイマンによるレポート。編集:クリス・リース