メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、米国に流入するメキシコ製品に対する関税を回避するため両国が合意に達しなかった場合、米国に報復関税を課す用意があると述べた。AP通信は同国が報じた。首席交渉官マルセロ・エブラルド氏はティファナでの集会で、メキシコは「尊厳」を保ったまま一か八かの交渉から抜け出したと語った。

「我々はここティファナにいるのを利用して、アメリカ国民に、我々はいかなる意図も持たず、また今後も彼らに危害を加えるつもりはないと改めて伝える」と大統領は述べた。「同時に、移民現象はどこからともなくやってくるものではなく、中米諸国やメキシコの疎外された分野や地域の物資需要と治安不安から来るものであるため、私たちは彼らの理解を求めます。飢えと貧困を軽減するため、あるいは命を救うために巡礼に出発する必要がある人間です。」