ファイル写真:2019年9月9日、アイルランドのダブリンで英国のボリス・ジョンソン首相と会談し、手を振るアイルランド首相(タオイシャチ)のレオ・バラッカー氏。ロイター/フィル・ノーブル/ファイル写真

[ダブリン(ロイター)] - アイルランドのレオ・バラッカー首相は来週、英国のボリス・ジョンソン首相との会談を求めており、ロンドンが今週提示した新たなEU離脱案をさらに進めるには時間が迫っていると土曜日に強調した。

予定されている離脱まで1か月を切ったところで、ジョンソン首相は、前任者のテリーザ・メイ首相が合意した離婚協定で、最も議論の分かれている問題、英国統治下の北アイルランドとEU加盟国アイルランドとの国境問題の扱い方について、大幅な変更を求めている。ほぼ1年前。

しかし欧州連合とアイルランドは木曜日、この提案が合意につながる可能性は低いと述べ、ダブリンは英国がさらなる譲歩をしなければ合意なき離脱に向かうと率直に警告した。

バラッカー氏は記者団に対し、「来週ジョンソン首相との会談を調整しているところだ」と語った。

時間は迫っています。10月17日と18日に欧州首脳会議が予定されているが、27人か28人の政府首脳が前夜か前々日にしか確認できない内容について決定し、承認することを期待するのは合理的ではない。

輪番EU議長国であるフィンランドの首相は土曜日の電話会談でジョンソン首相に、首脳会議に間に合うように1週間以内に解決策を見つけることが重要だと伝えたと述べた。

「ジョンソン首相は、日程に同意し、聖金曜日(北アイルランド和平)協定の支持、EUの統一維持、機能的な域内市場の確保に関して私が提示した条件が解決の前提条件であることを理解したと述べた。」アンティ・リンネ首相は声明でこう述べた。

ジョンソン首相の報道官は他のEU首脳との協議についてコメントを控えた。

Graham Fahy と Anne Kauranen によるレポート。パドレイク・ハルピンとウィリアム・ションバーグによる執筆。編集:クリス・リースとダニエル・ウォリス