ファイル写真:2019年8月6日、マレーシア・クアラルンプールのHSBC本社でHSBCのロゴの前を通り過ぎる男性。ロイター/リム・ヒューイ・テン/ファイル写真
(ロイター) - HSBC ホールディングス (HSBA.L)は、ノエル・クイン暫定最高経営責任者(CEO)が銀行グループ全体のコスト削減を目指しており、最大1万人の人員削減を計画しているとフィナンシャル・タイムズ紙が日曜日に報じた。
同紙は、この件について説明を受けた2人の関係者の話として、この計画は、金融機関によるここ数年で最も野心的なコスト削減の試みを表していると報じた。人員削減は主に高給取りの役職に焦点を当てるとしている。
FT紙は、この件について説明を受けた関係者の話として、HSBCは今月末に第3四半期決算を発表する際に、最新のコスト削減活動と人員削減の開始を発表する可能性があると報じた。
同銀行が「厳しい世界環境」に対処するためにトップの交代が必要だと述べ、ジョン・フリント氏の突然の辞任を発表した後、クイン氏は8月に暫定CEOに就任した。
フリント氏の辞任は経費削減のアプローチなどを巡るマーク・タッカー会長との意見の相違の結果だったと、事情に詳しい関係者が8月にロイターに語った。
報道された人員削減は、金融機関が今年約4,000人を解雇すると発表し、中国と米国の間の貿易戦争の激化、金融政策の緩和サイクル、主要国の情勢不安を背景にさらに暗い景気見通しを発表した後に行われた。香港市場とBrexit。
HSBCはコメントを控えた。
バンガロールのShubham Kaliaによるレポート。編集:ピーター・クーニーとダニエル・ウォリス