2019年10月4日、米国ワシントンのホワイトハウスで開催されたヤング・ブラック・リーダーシップ・サミットで演説するドナルド・トランプ米大統領。ロイター/ユーリ・グリパス

[ワシントン 2日 ロイター] - ドナルド・トランプ米大統領は金曜日、米国入国後30日以内に健康保険に加入しない移民、または医療費を自分で支払う資力がない移民の入国を一時停止する宣言に署名した。

ホワイトハウスが出したこの宣言は、個人の亡命や難民の資格には影響を与えないと述べている。この措置は11月3日に発効すると発表した。

トランプ大統領は合法・不法移民の削減を大統領職の目玉に据えている。トランプ政権は先月、2020会計年度に米国への再定住を許可する難民の数は1万8000人にとどまる計画だと発表したが、これは現代の難民プログラムの歴史の中で最低の数である。

「我が国の医療制度が無補償診療によって引き起こされる課題に取り組んでいる一方で、米国政府は医療費を支払う能力を全く示さない数千人の外国人を受け入れて問題を悪化させている」とトランプ大統領は述べた。宣言。

同氏は、一時停止は移民ビザで米国への入国を希望する人にのみ適用されると述べた。

この文書には、雇用主提供プランや高齢者向けメディケアプログラムなど、承認済みとみなされる保険の種類が列挙されていた。

しかし、18歳以上の人々については、貧困層向けのメディケイドプログラムに基づく保障は認められていないと述べた。

モハマド・ザーガームによるレポート。編集:エリック・ビーチとサンドラ・マーラー